公務ネットニュースNO.1148(7/25)

勧告せまるなか人事院に生の声をぶつける
= 猛暑を跳ね返して夏季中央行動で奮闘 =

 公務労組連絡会・全労連公務部会は7月25日、「25人勧闘争勝利!中央行動」に取り組み、公務員賃金の大幅引き上げ、地域間格差の是正、再任用・非正規職員の処遇改善と雇用の安定などを求めて、人事院前要求行動や学習総決起集会で奮闘しました。
 気温が35度を超える猛暑のなか、全国から500人の仲間が横断幕やプラスターボードを掲げて結集、全労連・国民春闘共闘規模でとりくんだ「公務労働者の大幅賃上げなどを求める署名」を人事院に提出しました。

人事院前要求行動

生活改善が実感できる大幅賃上げ勧告を

 全労連規模で取り組んだ人事院前の要求行動で、主催者あいさつした秋山全労連議長は、「人事院はこれまでの賃金政策を転換せよ。初任給の引き上げとともに、中高年層の賃金改善を求める」とのべ、全労連公務部会の香月事務局長が、目前に迫った人事院勧告をめぐるたたかいの重点を報告、「切実な要求を職場の対話でひろげて、仲間を増やし一緒に声をあげていこう」と呼びかけました。

 これを受けて、生協労連の岩城副委員長、東京自治労連の岩間副委員長、大阪教職員組合の山下副委員長、愛知国公の柴田副議長、山口公務共闘会議の河野副委員長が決意表明し、郵政ユニオンの青柳中央執行委員のシュプレヒコールで人事院前要求行動を締めくくりました。

 行動後に人事院へ署名提出行動に取り組み、全労連の九後副議長、公務労組連絡会の西事務局次長を先頭に、東京自治労連、大阪教職員組合、愛知国公、山口公務共闘会議の各代表が参加し、78,743人分の署名を提出するとともに要求の実現を訴えました。人事院は中山博之連絡調査官が対応しました。

学習決起集会

最後までねばり強くたたかう決意を固め合う

 14時過ぎからは国会議事堂近くの星陵会館で学習総決起集会を開催、公務労組連絡会の大門事務局次長の司会進行のもと、主催者あいさつで公務部会の桜井代表委員は、「参議院選挙では自民・公明党が過半数に追い込んだ。一方では改憲勢力が増え、憲法遵守の義務を負う公務労働者の役割はいっそう重要になっている。職場と地域に憲法がいきる社会にするために、すべての仲間と一緒に夏季闘争、秋季闘争にむけて奮闘しよう」と呼びかけました。

 その後、香月事務局長による情勢報告を通して、賃金や労働条件をめぐる今年の人事院勧告の焦点をはじめ、公務労働者の労働基本権回復にかかわって学習を深めました。報告を受けて、自治労連の橋口書記長、全教の金井書記長、国公労連の笠松書記長の3人が登壇し、各単産の課題や要求を踏まえつつ、人事院勧告にむけてたたかう決意を力強く表明しました。

 浅野代表委員が閉会あいさつし、最後に檀原代表委員の発声で団結がんばろうを三唱、学習決起集会を締めくくりました。

以 上

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