全労連公務部会・公務労組連絡会は7月24日、全労連・春闘共闘に結集し、公務員賃金の大幅引き上げ、地域間格差の是正、再任用・非常勤職員の処遇改善と雇用の安定などを求めて中央行動にとりくみ、人事院前での要求行動や学習決起集会に全国から500人が参加しました。
36度の最高気温が予想されるなか、正午すぎに始まった人事院前要求行動では、主催者を代表してあいさつした全労連の小畑雅子議長は、「生活改善につながる大幅賃上げが求められている。一部の官僚優遇の『アップデート』ではなく、地域間格差の解消が重要。青年が希望を持てる給与制度を、人事院に求める」と訴えました。
公務部会の香月事務局長が、過日の人事院との中間交渉の報告を交え、8月上旬にも予定される人事院勧告を取り巻く情勢を報告しました。これを受けて、日本医労連、自治労連千葉県本部、全教長崎高教組、岩手県国公、長野県公務労組連絡会の各代表が決意表明。
最後に、特殊法人労連・岡村事務局長のリードでシュプレヒコールを繰り返し、昼休みの人事院前行動を締めくくりました。
行動終了後にとりくまれた「労働者の大幅賃上げ等を求める署名」の人事院へ提出では、全労連の石川副議長、公務労組連絡会の西事務局次長を先頭に、単産・地方組織の代表が参加。民間労組と共同して集めた103,141人分の署名を、人事院の吉田調査官に手渡しました。
公務労組連絡会・全労連公務部会は、14時過ぎから国会近くの星陵会館で「24人勧勝利!労働基本権回復学習・決起集会」を開催。主催者を代表して桜井眞吾議長があいさつしました。
香月事務局長が、5月のILO本部(ジュネーブ)への要請行動について報告。また、24年人事院勧告をめぐる情勢と焦点、とりわけ「給与制度のアップデート」のねらいについて学習を深めました。
決意表明では、自治労連の小川副委員長、国公労連の浅野書記長、京都教職員組合の代表が発言。最後に、宮下副議長が閉会あいさつし、九後健治副議長の団結がんばろうで、最後の最後までたたかう決意を固めあいました。
集会では、「非正規公務員の安定雇用と処遇改善を求める署名」44,176人分を、内閣人事局の担当者に手渡しました。