猛暑をついて勧告期の要求実現求めて奮闘

= 人事院包囲行動に全国から500人以上が結集 =

 公務労組連絡会・公務部会は7月26日、全労連・国民春闘共闘と共同して公務員に賃金の大幅引き上げ、地域間格差の是正、再任用・非常勤職員の処遇改善と雇用の安定などを求めて夏季中央行動にとりくみました。
 人事院前の包囲行動、決起集会には全国から500人が参加しました。

(人事院前)すべての労働者の賃上げを

決起集会

 連日の猛暑のなか、12時過ぎから人事院前での要求行動を開始しました。主催者あいさつで全労連畑の雅子議長は、「すべての公務労働者が安心して働くことができるように、生活と労働の実態に見合う賃金・労働条件の実現へ奮闘しよう」とのべました。

 公務労組連絡会の桜井眞吾代議長は、「日本の低賃金構造を下支えしてきたのは人事院勧告制度だ。すべての労働者の賃上げを求めて奮闘しよう」と呼びかけました。

 香月直之事務局長が、人事院勧告を取り巻く情勢と交渉経過について報告、決意表明では、生協労連の岩城伸副委員長、自治労連埼玉県本部の大場さん、全教静岡教職員組合の長澤裕書記長、国公労連・全通信の鶴田智治中央執行委員、佐賀県公務労組連絡会の永尾実議長が訴えました。
 最後に、郵政ユニオンの青柳翔太郎中央執行委員のシュプレヒコールで締めくくりました。

10万を超える署名を人事院に提出

 人事院前要求行動に先立って、全労連・国民春闘共闘規模でとりくんできた「物価高騰から生活守る大幅賃上げを求める署名」を人事院に提出しました。

 署名提出行動には、全労連の寺園事務局次長を先頭に、各単産・地方組織の代表が参加し、人事院の早乙女(さおとめ)参事官に、104,429人分の署名を手渡しました。

(決起集会)人勧直前、最後まで奮闘を

 人事院前行動の終了後に公務労組連絡会・公務部会は、国会近くの星陵会館において、「今こそ公務員賃上げで生活と公共を守ろう!7・26学習決起集会」を開催しました。

 公務部会の佐賀達也事務局次長の司会進行のもと、主催者あいさつで宮下直樹代表委員は、「公的セクターの賃上げが必要と岸田首相が述べても、全く上がっていないのが現状。わたしたちが声をあげ、大幅賃上げを勝ち取ろう」とあいさつしました。

 香月直之事務局長は、想定される今夏人事院勧告の内容を中心に情勢報告し、その後、長野県自治労連の本繁書記長、国公労連の浅野龍一書記長、東京都障害児学校教職員組合の野田洋美副委員長が発言し、たたかう決意をのべました。。

 九後健治代表委員の閉会あいさつ、桜井眞吾代表委員の団結がんばろうで決意を固めあいました。

以 上