年末一時金引き上げ、雇用を守れ 秋季年末闘争に勝利しよう!

 国民春闘共闘・全労連は11月11日、「年末一時金、最賃運動、雇用守れ!」の課題とともに「いのちまもれ、公務公共サービス・教育の拡充」を掲げて中央行動を実施しました。
 国会議員会館前行動や国会議員要請などに取り組み、在京・近県を中心に400人が参加しました。

憲法改悪を許すな、公務・公共サービス・教育の拡充を

中央行動

 秋晴れのもと国会周辺の銀杏並木が色づくなか、12時から衆議院第2議員会館前の行動が始まりました。主催者あいさつで国民春闘共闘の小畑雅子代表幹事・全労連議長は、「総選挙で改憲勢力が多数の議席を占めるなか、来年の参議院議員選挙で与党を過半数割れに追いこむたたかいを構築していこう。憲法改悪を許さず、『賃上げ』『最低賃金1500円』『医療・公衆衛生体制の抜本的強化と増員』の実現に向けて奮闘しよう」と呼びかけました。

 激励に駆けつけた日本共産党の田村智子参議院議員が、前日に開会した特別国会をめぐる情勢を報告、黒澤幸一国民春闘共闘・全労連事務局長が基調報告・行動提起をおこないました。黒澤事務局長は、「コロナ禍で労働者・国民が疲弊するもと、格差と貧困の拡大を押しとどめ、秋年闘争で一時金引き上げ、賃上げを勝ちとろう。労働者の雇用を守ろう」と訴えました。

公務員削減ではなく誰もが安心できる社会を

 各単産の決意表明では、国公労連から国土交通労組の新倉大輔中央執行委員が、「長年にわたる毎年2%の定員削減で、職員に長時間労働が押しつけられている。誰もが安心して働ける社会の実現に向けて団結して仲間をふやそう」と決意を語りました。

 民間労組からは、日本医労連の森田進書記長、出版労連の山田真吾書記次長、生協労連の岩城伸副委員長が、各分野における賃金や長時間労働の実態などを報告し、秋季年末闘争で処遇改善をめざすたたかいの決意が表明されました。

 最後に、砂山太一国民春闘共闘代表幹事・全農協労連委員長が閉会あいさつし、団結ガンバローで行動を締めくくりました。議員会館前行動が終了したあと、参議院議員会館講堂で国会議員要請行動にむけた意思統一集会が行われ、参加者は請願署名をたずさえて衆参すべての議員事務所へと出発しました。

以 上