NET ニュースNO.991 19春闘勝利へ「3・7中央行動」を展開(3/7)


官民の共同で大幅賃上げ勝ち取ろう!

= 全労連・国民春闘共闘「3・7中央行動」に1600人  =


人事院前  全労連・国民春闘共闘は3月7日、19春闘における最大のヤマ場となる集中回 答日を前に中央行動を実施、全国から1,600人が参加しました。

 全労連公務部会・公務労組連絡会は、公務労 働者をはじめとするすべての労働者の賃上げ、非常勤職員の待遇改善、公務・公共サービス拡充と大幅増員など切実な要求実現をめざして、内閣人事局前要求行 動、厚生労働省・人事院前包囲行動、銀座デモを中心に、冷たい雨が降るなか終日の行動で奮闘しました。

大幅増員で公務・公共サービスの拡充を
(内閣人事局前行動)

 全労連公務部会・公務労組連絡会は11時から内閣人事局前で、生活改善できる賃金引き上げ、大幅増員と公務・公共サービスの拡充、定年の引き上げによる雇用 と年金の確実な接続など公務労働者の要求実現をもとめて要求行動を開始しました。

 主催者あいさつで公務労組連 絡会の岡部勘市副議長は、「統計不正をはじめ行政への国民の信頼が揺らぐなか、真相解明と再発防止を求める。一方で、国も自治体も長時間過密労働が強いら れている。本日の行動をステップに職場・地域から要求と運動を前進させよう」と呼びかけました。

 情勢報告と行 動提起を秋山正臣事務局長が行い、すべての職場で要求を突きつけ、3月15日の中間交渉、3月25日の最終交渉にむけて政府・内閣人事局と人事院追及を強 めると決意をのべました。

 3人の決意表明では、「野田市で児童虐待がおこる一方、児童相談所の現場は人員が減 らされ長時間労働を強いられている。県内自治体との懇談にとりくみ、時間外の上限規制と定員増を訴えてきた」(自治労連千葉県本部)、「県人事委員会勧告 は、官民較差が1,794円なのに、4月から給料表を引き下げる不当な勧告を行なった。50歳以上は実質的に賃下げで認められない」(山口県高教組)、 「政府が訪日外国人4千万人の目標を掲げるなか、航空管制は業務が複雑化し長時間労働につながっている。空の安心安全を守るためにも人員削減は許されな い」(国公労連・国土交通労組)など、たたかう決意がのべられました。

8時間働いて人間らしく暮らせる社会を(厚労省・人事院前行動)

 13 時すぎからは、公務・民間の共同で厚生労働省・人事院前行動がとりくまれました。主催者あいさつで国民春闘共闘の小田川義和代表幹事(全労連議長)が、 「すべての労働者のくらしと権利、労働条件改善をめざし、職場と地域で大奮闘しよう」と呼びかけました。また、MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)の 岩崎貞明事務局長(民放労連事務局次長)が連帯あいさつしました。

 決意表明では、国公労連の橋本恵美子副委員 長が、「『格差と貧困をなくそう~過剰な蓄財は社会に還元を』キャンペーンを各地で展開、民間の仲間と共同して職場地域から19春闘をたたかう」とのべ、 自治労連の宮川百合香女性部書記長は、「先日の各省要請では、ハラスメントのない安心して働き続けられる職場づくりを求めた。19春闘でハラスメント防止 へたたかう」と決意表明しました。

 民間労組からは、福祉保育労の民谷(たみや)孝則書記次長、日本医労連の松 田加寿美中執、生協労連の山本泉パート部会部会長らが発言しました。

 行動提起で、国民春闘共闘の野村幸裕事務 局長(全労連事務局長)が、「要求書を提出し、たたかえば実現するという確信を持とう。いま『新36(さぶろく)キャンペーン』を展開している。最賃、均 等待遇、正規、非正規が同じ条件で働くのは当たり前だ」とのべ、たたかいへの強い結集を訴えました。

 全労連の 栗原香事務局員のリードで、シュプレヒコールと団結ガンバローを参加者全員で霞が関に響かせ、雨脚がいっそう強まるなかを、日比谷公園中幸門から銀座へ向 けて元気よくデモ行進に出発しました。
 銀座デモでは、思い思いのプラカードで要求をアピールしながら、「大幅賃金引き上げで8時間 働いて人間らしく暮らせる社会の実現!」「最低賃金いますぐあげろ!どこでも誰でも1500円!長時間労働いますぐなくせ!」とサウンドカーでコールを響 かせました。

以 上