No.485
2004年7月23日
新潟で寒冷地手当改悪阻止緊急集会を開催
= 大水害の困難を克服して120名の仲間が結集する =
 新潟県公務共闘は14日、寒冷地手当改悪阻止緊急集会を新潟市内で開催しました。
 新潟県は、前日に県内各地が梅雨末期の集中豪雨に襲われ、三条市・栃尾市など中越地区では死者まで出す大水害が発生する大変な状況のなかでしたが、人事院に何としても手当改悪断念を迫ろうと、困難を克服して120名の仲間が結集しました。
 集会には、中央から公務労組連絡会の若井事務局長、国公関東ブロックの秋吉議長が駆けつけ、参加者を激励しました。

「改悪阻止にむけて運動を起こしていこう」と決意を固め合う

 参加者は、18時から新潟市役所前で集会を開きました。主催者を代表して新潟県公務共闘の立石議長は、はじめに大水害による被災者への見舞いの言葉をのべつつ、「人事院が示した内容は雪深い地域に住む人たちの要望にはほど遠い。改悪阻止にむけてあらためて運動を起こしていこう」と決意を込めてあいさつしました。
 公務労組連絡会の若井事務局長は、「具体的で道理のある主張と、これまでの粘りづよいたたかいが人事院を追い詰め、当初のねらいを押し返している。また、私たちの働きかけで全国250を超える自治体(新潟県では30自治体)が改悪反対の意見書や要望書を提出しており、このたたかいには正義と大儀がある。人事院勧告までいっそう運動を広げ、改悪を阻止しよう」とのべ、「賃金改善署名」のとりくみ強化など引き続く奮闘を呼びかけました。
 また、新潟県労連を代表して目崎議長から激励のあいさつを受け、地域から力を合わせて奮闘する決意がのべられました。
 集会では、「地方切捨ての寒冷地手当改悪を許さず、断固阻止するまで奮闘する決議」を県公立高教組の加藤書記次長が提案し、佐藤人事院総裁、小泉首相をはじめ関係大臣に送付することを参加者全員で確認しました。
 最後に、新潟県公務共闘の坂井事務局次長の発声による団結ガンバローでたたかう決意を固め合い、その後、「寒冷地手当改悪反対」「地方交付税を切り下げるな」「地方の切り捨て反対」などのシュプレヒコールを繰り返し、中心街をデモ行進しました。
以 上