No.475
2004年6月10日
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寒冷地手当改悪反対!北海道集会を開催
= 道内各地から公務・民間の仲間600人が結集 =
寒冷地手当改悪阻止北海道連絡会は2日、札幌市内で「寒冷地手当改悪反対6・2北海道集会」を開催しました。
 当日は、道内各地から600人が参加し、人事院がねらう寒冷地手当の改悪を何としても阻止する決意を固め合いました。

道内全市町村から意見書採択めざすことを確認

 集会に先立って、17時40分から人事院北海道事務局包囲行動にとりくみました。人事院北海道事務局前に集合した参加者は、「寒冷地手当改悪反対!」「人事院は我々の声をきけ!」のシュプレヒコールを繰り返しました。その後、集会会場となった札幌教育文化会館までデモ行進し、年金改悪法案審議がヤマ場をむかえるもと、年金改悪阻止とあわせて、寒冷地手当改悪の反対を市民に呼びかけました。
 18時30分から「寒冷地手当改悪反対6・2北海道集会」が、オープニングの「村場流八丈太鼓」とともに元気よくスタートしました。
 集会は、北海道公務共闘、北海道春闘共闘、北海道国公など公務、民間の組合が結集する「寒冷地手当改悪阻止北海道連絡会」の主催で開かれ、会場には、道内から600名が駆けつけました。
 主催者を代表して、道労連の山口議長は、「求められているのは労働者と国民の暮らし全体の底上げであり賃下げではない。民間労働者の賃金や北海道経済に大打撃をもたらす寒冷地手当改悪には断固反対する」とあいさつしました。
 また、来賓として日本共産党北海道委員会から大橋晃議員団長が、「小泉内閣の三位一体改革は地方いじめであり、寒冷地手当削減は北海道の地方交付税引き下げや生活保護費削減にも影響する。みなさんとともにがんばりたいと」と決意を込めて、連帯のあいさつを送りました。
 公務労組連絡会からは、岸田幹事・賃金専門委員長(国公労連書記次長)を招き、寒冷地手当改悪をめぐる人事院の動きなど最新の情勢について報告を受けました。
 参加者からの決意表明では、「アンケートで組合員の8割が『手当の不足』と答えているのに大幅削減なんて許せない」(全労働)、「5年連続の賃下げで、生活はもう限界。手当なしでは冬の暮らしはとてもムリ」(全運輸青年部)、「人勧前の参議院選挙で、生活破壊の政治に審判を下さなければならない」(医労連)など怒りを込めた力強い発言がつづきました。
 行動提起では、95〜96年でのたたいの教訓として、161道市町村議会での意見書採択を勝ちとるなど、寒冷・積雪度の高い地域の仲間の先駆的とりくみが、全国的な運動に広がっていったことをふまえつつ、すでに212市町村に送付された陳情書の6月議会での意見書採択をめざすことや、「公務員賃金改善署名」のとりくみを、民間労働者や生活保護世帯、さらに自治体当局を巻き込んだ運動に発展させていくことが提起され、これらの方針を参加者全員の決意を込めた拍手で確認しました。
 集会には、東北・北陸の単産、単組、公務共闘、連絡会などからたくさんのメッセージが寄せられました。(報告:北海道公務共闘・諏訪田事務局長)
以 上