No.453
2004年3月12日
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北陸・東海の仲間が金沢に集結
= 寒冷地手当の改悪に反対する決起集会を開催 =
 11日夜、金沢市内において「寒冷地手当改悪反対!3・11北陸・東海総決起集会」が開かれました。
 北陸・東海地域の各県から結集した約300名の仲間は、金沢市内の繁華街をデモ行進し、石川県教育会館大ホールで開かれた集会で、寒冷地手当改悪阻止にむけた決意を固め合いました。
攻撃の本質を理解し職場・地域から総反撃を
 18時すぎから始まった集会では、オープニングの「まつり太鼓」が元気よく参加者をむかえるなか、主催者を代表して若井公務労組連絡会事務局長があいさつし、「富山県出身者として、北陸の冬のきびしさは身をもってわかっている。この間、札幌、仙台、新潟と2500名の仲間の参加で集会を成功させてきた。寒冷地手当改悪阻止は、道理あるたたかいであり、がんばればかならず勝利する」と参加者を激励しました。
 連帯して集会に駆けつけた石川県労連の本多議長(石川県国公・全法務)は、「寒冷地手当は、家族のいのちを守る手当であり、改悪は断じて許せない。このたたかいを、賃下げの悪魔のサイクルを断ち切る起爆剤にしよう。県労連も全力でたたかう」と決意を込めてあいさつしました。
 また、国公近畿ブロックの秋山事務局長は、「北陸では昔から豪雪による災害で多くの尊い生命が奪われてきた。近畿では6日に決起集会を開いたが、今後とも、近畿は一つ、全国は一つで、働く者の暮らしを守るため、みなさんと一体でたたかう」と連帯の言葉をおくりました。
 引き続いて、寒冷地手当や「地域給」問題などについて、国公労連の山瀬副委員長が情勢報告しました。山瀬副委員長は、04春闘をめぐる全体の情勢などをふくめて幅広い課題をわかりやすく報告し、「寒冷地手当改悪は、人事院がねらう給与構造見直しの一環であり、そうした攻撃の本質を理解し、職場・地域から総反撃しよう。生きがい、働きがいをもって仕事ができる賃金にしよう」と力強く訴えました。
怒りの発言が続いた参加者による決意表明
 その後、4名の地域代表が決意表明しました。また、壇上には、参加した各組合のノボリ旗がずらりとならびました。
 バスで駆けつけた富山の仲間を代表して、堀内富山高教組書記長は、「スタッドレスタイヤなど、寒冷積雪地域では生活費がかさむのは明らかだ。北陸では夏の暑さもきびしい。富山ではさっそく県議会に請願した。幅広く共同ひろげてたたかう」とのべ、また、愛知から参加した国公東海ブロックの伊藤議長からは、3月26日には、人事院中部事務局前で集会を開き、寒冷地手当改悪への怒りをたたかう決意を人事院に示すことがのべられました。
 積雪の多さで知られる飛騨高山から参加した岐阜県国公の苅田さん(全建労)は、「先日、所長交渉したが、東京から転勤してきた所長も、雪国の大変さを実感している。寒冷地手当削減は、道路予算にも波及する。本当の春をむかえるため、がんばりぬく」と発言し、国公北陸地協の西田副議長は、「1月下旬に大雪が降ったときは、JRがストップし、国道が閉鎖されてカン詰めになった職員もいる。寒冷地手当の改悪は、弱者に国の財政破綻のしわ寄せを押しつけるものだ。国民の生活を守るたたかいとして、がんばる」と地元を代表して決意を表明しました。
 集会では、福井県国公の橋本事務局長の提案による「寒冷地手当改悪反対、04国民春闘を勝利する決議」を、満場の拍手により採択し、最後に、国公北陸地協の佐野議長の閉会あいさつと団結ガンバロウで集会をしめくくりました。
 集会前には、会場近くの中央公園を出発し、金沢の繁華街、香林坊の目抜き通りをデモ行進し、会社帰りのサラリーマンやOL、買い物客に寒冷地手当改悪反対を訴えました。
以 上