No.369 2002年12月4日 |
公務労組連絡会FAXニュース | ||||||
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40万人の請願署名を国会提出 | |
= 雨をついて食健連との共同行動に2,000人 = | |
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すべての議員事務所を訪問して署名を手渡す | |
日比谷公園野外音楽堂では、12時すぎから全労連と共催で「公務員制度署名」の国会提出行動にむけた意思統一集会が開催されました。 会場には40万筆の署名用紙が入った段ボール箱が積み上げられました。 主催者あいさつした全労連の熊谷金道議長は、ILO勧告の内容にもふれながら、「政府の『公務員制度改革』は民主主義に背をむけたものであり、国民の声にも背をむけている。署名によって集められた職場や地域の声を国会に届けることが重要だ。今日の行動を出発点に、2003年春闘にむけたたたかいの流れをつくりあげよう」と呼びかけました。 署名提出行動に先立って、公務労組連絡会の浜島事務局長が行動提起し、与党をふくめて120名以上が紹介議員になった昨年の請願行動の到達点を発展させるため、与野党を問わず各議員にねばりづよく働きかけるよう訴えました。 その後、各単産に分かれて請願行動の詳細について意思統一し、参加者はさっそく議員会館へとむかいました。この日の請願行動では、集約された署名を区分けし、衆議院と参議院のすべての国会議員事務所を訪問し、署名を手渡しました。 |
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今日の集会は21世紀の労農一揆だ! | |
13時からの食健連・農民連の独自集会をはさんで、14時すぎからは、いよいよ農民・労働者の共同による「いのちとくらし、お米を守れ!国民のための公務員制度を!12・4共同集会」がスタートしました。 雨が降り続く会場には、色とりどりの旗・ノボリとともに、農民の要求を記した「ムシロ旗」もちらほらと見られます。 各団体からの主催者あいさつでは、公務労組連絡会の駒場議長は、「ILO勧告で公務員制度問題は新たな局面に入った。政府はただちに作業を中止し、憲法とILOにそった民主的公務員制度を実現せよ」と訴え、また、日本の農業問題にもふれて、「安全で安心な食糧を。米、農業、田んぼを守ろう」とエールを送りました。そのうえで、「日本では、労働者と農民が共同で政治を動かしてきた歴史がある。激動の時こそ、農民・労働者が共同してたたかおう」と呼びかけました。 一方、農民連の佐々木健三会長は、「青森は夜行列車、広島は夜行バス、今日は全国から集まった。この姿は21世紀の労農一揆だ」と会場を見渡しながら、「小泉内閣は『コメ政策改革大綱』を決定したが、農業つぶしの政治には草の根から全力でたたかう。多くの仲間に小泉『改革』の中身を知らせよう」とのべ、「農民も労働者も攻撃の根っこは一つだ。弱いものいじめには共同した力を発揮しよう」と力強く訴えました。 |
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5台のトラクターを先頭に都心をデモ行進 | |
その後、参加者による「パフォーマンス」が発表され、思い思いのかたちで、いのちと暮らしを守る決意が表現されました。 トップバッターは、秋田の農民のみなさんで、2匹(人?)の「なまはげ」を引き連れて演壇に立った秋田市農業委員の鈴木さんからは、農水大臣にじかに要請した報告ものべられ、「たたかいはこれからだ。なまはげで、農業つぶし、米つぶしの張本人を退治するぞー」と気勢をあげると、なまはげも「ウォー!農業まもれー!」と応えました。 公務の仲間から、全教青年部のみなさんが、「ある青森の中学校」という設定で、もし教育基本法が改悪されたらどうなるかとのテーマで、東北弁でのやや「難解」なやりとりがあり、なんとなく会場の笑いを誘っていました。 消費者を代表して、新日本婦人の会・神奈川の並木さんが、おなじみ「アンパンマン」といっしょに登場。新婦人のとりくんでいる「産直運動」が紹介され、「お米は日本の未来をささえる。みんなで守ろう日本のお米!」と元気よく呼びかけました。 国公労連と自治労連の「混成チーム」で登場したのは、「コントILOバージョン2」でした。先日の「ILO緊急報告集会」で演じられた「バージョン1」をさらにグレードアップ。小泉首相のかぶり物(国公労連・山谷さん)とともに、ILO要請行動に参加した国公労連・山瀬副委員長、全運輸・宮垣書記長、自治労連・松本中央執行委員の3名によるパフォーマンスで会場を沸かせました。 集会は、農民・公務労働者のエールの交換とつづき、最後は、「うさぎ追いしかの山」ではじまる「ふるさと」の大合唱で閉会しました。 参加者は、関東各県の農民連の仲間が運び込んだ5台のトラクターを先頭に、農林水産省前を経由して、行革推進事務局前を通るデモ行進に出発しました。 雨足はいっこうにおとろえず、冷え込むなかでの行動になりましたが、みんな最後まで元気よくシュプレヒコールをあげ、「公務員制度改革大綱」反対、「コメ政策改革大綱」反対を道行く人たちに訴えていました。 |
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以 上 |