No.349
2002年10月8日
公務労組連絡会FAXニュース
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「公務員制度(200万)署名」推進ニュース
12月の国会請願行動へ集約を急ごう!
=全国の県労連・民間組合から署名がぞくぞくと到着=
 過日の公務労組連絡会定期総会では、民主的公務員制度の確立を求める「公務員制度署名」(200万署名)の目標達成にむけたいっそうの奮闘が確認されました。
 各単産・地方公務産別組織では、「全労連網の目キャラバン行動」などとも結合させて、職場や地域から、公務員労働者の労働基本権回復、「天下り」禁止、政官財のゆ着根絶をうったえ、「対話と共同」をひろげています。
 公務労組連絡会では、12月4日に「署名提出行動」を配置しており、今後2か月間で、急速な運動の盛り上げが求められています。
 こうしたなか、事務局には、全国の県労連や民間職場からぞくぞくと署名が郵送で届けられています。
組合員一人20名もの署名を集めた秘訣は?
〜全労連全国一般・横浜保育所分会芳尾分会長にインタビュー〜
 全労連全国一般神奈川地本の横浜保育所分会に所属する「あおぞら保育園」班からは、10月はじめに820名分の署名が届けられました。
 あおぞら保育園班の組合員数はおよそ40名だそうで、一人あたり20名以上の「公務員制度署名」を集めたこととなります。
 そこで、さっそく、あおぞら保育園に勤務しており、横浜保育所分会の執行委員長もつとめる芳尾寛子さんにお話をうかがいました。すると、「うちの班は、やると決まったら、どんな署名でも一人最低でも10名は集めきります。でも、こんどの『公務員署名』は、神奈川県国公の人がじかに要請に見えられ、わざわざ足を運んでもらったこともあって、少しだけ力を入れました」と、それほどのことでもなさそうに話します。
 署名の要請が来てから、組合員全員に呼びかけるとともに、園児の父兄にも声をかけて、署名への協力を求めるなかで、800名以上の署名が集まりました。
 「何をするにも、全員で分担します。署名でも、配る人、声をかける人、それに、集計する人、それぞれ分担が決まっているので、きちんと集めることができるのです」と、分会活動の活発さが伝わってきます。「保育関係の署名ならば、一人100名以上だって集めます」とも。
 芳尾さんは、肝心の「公務員制度署名」の内容について、「県国公の方が要請に来られたときに、『天下り』などのお話を詳しくしてくれたこともあって、内容が理解できて、園児のお母さんたちにも協力を呼びかけることができました」と話してくれました。「でも、良かったのは、私たちのような民間の保育職場でも、署名を通して、『コームイン』の世界のことが話題になったこと。『公務員もたいへんなんだなぁ』という声もありましたよ」と、まさに署名を通じた「対話と共同」のひろがりがそこにありました。
 全労連全国一般横浜保育所分会のみなさんの奮闘とご協力に敬意を表します。
「200万」達成へ県労連規模でのとりくみがすすむ
〜 12月4日に「署名提出・国会請願行動」を配置 〜
 「200万署名」では、奈良労連から900名分、いわて労連250名分が公務労組連絡会事務局に直接届けられるなど、全国の県労連で署名の集約がすすんでいます。
 また、大阪労連は10月5日、大阪公務共闘との共催で、「国民のための行政と公務員のあり方を考える」シンポジウムを開き、各界からのパネリストを招いて、政府の「公務員制度改革」が国民生活にあたえる影響を明らかにし、「この国のかたち」がどうなるのかを熱心に討論しました。
 この秋に「公務員制度改革」のたたかいが重要段階をむかえるなか、公務労組連絡会では、署名の提出行動を12月4日に配置し、同日には、食健連、農民連などの共同行動も計画中です。
 こうしたなか、一人でも多くの仲間が、署名を手に持ち、地域に足を出すことこそが求められています。残された2か月で署名をやりきるため、いっそうの奮闘をよびかけます。
以 上