No.331 2002年7月23日 |
公務労組連絡会FAXニュース | ||||||
◆トップページへ | ◆私たちの運動ページへ |
各県・ブロックで多彩な行動を展開 |
= 猛暑のなか人事院地方事務局前の座り込み行動などで奮闘 = |
「7・31第2次中央行動」をひかえて、いま、各県・ブロックで、人事院地方事務局交渉や「座り込み」行動、決起集会や「賃金改善署名」の獲得をめざした労働組合・民主団体への要請行動などがとりくまれています。 とりわけ、今週は、ブロック公務共闘やブロック国公が集中して、人事院地方事務局前の集会やデモ、連日の「座り込み」行動でたたかいます。 梅雨明けをむかえた日本列島は、暑さも本番をむかえ、連日、猛暑のなかでのたたかいとなりますが、人事院が本俸(基本給)引き下げさえもねらっている重大な情勢のもとで、暑さにたじろぐわけにはいきません。 「7・31中央行動」を成功させるためにも、地方・地域の運動の盛り上がりがカギを握っています。今号では、兵庫と東北の公務共闘のたたかいをお伝えし、全国の仲間のいっそうの奮闘をよびかけます。ともにがんばりましょう。 |
兵庫県公務共闘発 |
重大局面で開いた学習決起集会に72名参加 |
= 夏季闘争に全力あげる意思統一をはかる = |
兵庫公務共闘は、7月18日、夏季闘争に全力をつくす意思統一をはかろうと、学習決起集会を神戸市勤労会館で開催しました。集会には9つの産別組合から72名が参加し、重大局面にある情勢を確認してお互いの奮闘を誓い合いました。 「夏季闘争をいかにたたかうか」と題した公務労組連絡会・黒田事務局次長の情勢報告では、労働基本権の「代償措置」たる勧告制度が、国民に痛みを押しつける突破口として使われようとしていることが強調され、年金や生活保護費などの社会的水準まで下がることを住民に明らかにするためにも、賃金闘争での「対話と共同」の前進が訴えられました。 また、公務員制度に関わっては、新人事制度の第2次原案の内容と問題点などを明らかにしたうえで、「政官財ゆ着」の根絶を求める声が高まる「追い風」のなかで、思い切って足を出し、国民世論を一気にひろげ、民主的な公務員制度改革を実現しようと訴えました。 その後、民間労組からの成果主義賃金の実態報告や、公務員の仲間からの決意表明などがつづき、最後には時間がなくなり「発言制限」がされるほど熱のこもった集会となりました。閉会あいさつした高教組の小野さんは、「自民党による悪法がモグラ叩きのモグラのように次々出てくるが、穴の中ではみんなつながっている。すべての悪法を国民のハンマーでつぶしていこう」とまとめ、団結ガンバロウを三唱で決意を固め合いました。 なお、この日午前中には、兵庫自治労連・兵庫教組・県国公の合同で、労組・民主団体7団体に訪問し、賃金改善署名と公務員制度署名の要請と懇談を実施しました。兵庫県商工団体連合会(会員25,000名)では、「公務員の賃上げは、私たちの商売に直結している。景気を回復するために賃上げすべきだ。応援している。再度、懇談の場を持とうではないか」と激励を受けました。 マイナス勧告阻止・民主的公務員制度の実現などをめざして、労働者・国民との「対話と共同」をいっそう強めていきましょう。 |
東北各県公務共闘発 |
人事院は、民調結果だけでなく生活実態を重視せよ! |
= 人事院東北事務局前に300人をこえる東北の仲間が結集 = |
東北各県公務共闘と国公東北ブロックは7月19日、「賃金切り下げ断固阻止!怒りの一日総行動」を展開しました。 午前10時から開始された人事院前の「座り込み行動突入集会」では、勧告をめぐる情勢を意思統一し、一日行動の成功にむけた決意を固め合いました。集会では、人事院東北事務局への「要求改善シュプレヒコール」をぶつけ、その後、人事院が入居する合同庁舎の前での座り込みに入りました。 座り込みには50名の仲間が参加し、「マイナス勧告絶対反対」「賃金格差を持ち込む地域給導入は許さない」と訴えました。 昼休みに開かれた「賃金切り下げ断固反対!人事院東北事務局前怒りの総決起集会」には、東北各県国公や宮城・福島公務共闘から参加した300人を越える仲間が結集しました。 集会では、主催者として国公東北ブロックの佐藤議長、各県公務共闘を代表して宮城県医労連の吉田委員長のあいさつがあり、激励にかけつけた宮城県労連・春闘共闘の真壁議長から連帯のあいさつが送られました。また、各県の公務共闘からの激励メッセージも紹介されました。集会後は、人事院東北事務局を取り巻いてデモ行進し、賃下げは断じて許さないとの決意を人事院にしめしました。 午後からも、整然と座り込み行動をつづけるとともに、並行して人事院交渉を配置し、各県公務共闘代表をはじめ18名の参加によって、本俸までも引き下げるマイナス勧告をねらう人事院を追及し、「夏季重点要求書」にもとづく賃金・労働条件の改善をせまりました。 |
以 上 |